・初めてのヴァイオリン、でも何からどう選べばいいか分からない…
・高すぎるヴァイオリンは買えないし、どうしよう!
・ネットにある安い楽器って大丈夫?壊れない?

こんにちは!ヴァイオリニストのcocoです。
今回の記事では、安くて使いやすい初心者向けのヴァイオリンを紹介するよ!
ヴァイオリンを始めたい!とわくわくしている大人の初心者の皆さん。
「ヴァイオリンはとっても高価だから、私には始められないんじゃないか…」と不安に思いますよね。
でもそれは先入観。2~3万円と安くて使える楽器もたくさんあります。
ケースや弓、譜面台まで全部込み込みのセットも多数!
ヴァイオリン歴12年・音大卒の私が経験を踏まながらおすすめのヴァイオリンをご紹介していきます。
・ヴァイオリンの選び方
・価格帯別に厳選したおすすめヴァイオリン
・ヴァイオリンの相場
・始めるにあたって必要なもの
・ヴァイオリンを買う時によくある質問
初心者必見!失敗しないヴァイオリンの選び方
初心者向けのヴァイオリン、特に低価格帯の楽器にはチェックするべきポイントがあります。
②塗料(スプレー・ニス)
③パーツの素材(あご当てや指板)
①ボディの加工方法(プレス・削り出し)
ヴァイオリンのボディは木で出来ていて、加工方法が2種類あります。
職人が1本の木から削り出してヴァイオリンの形に成形していく「削り出し」と、機械で板に熱と圧力を加えて変形させて作る「プレス加工」です。
削り出しは値段が高く、プレス加工は低コストで作ることが可能です。
削り出しで作る場合、なんと元の木材から10%しか残らず残りの90%はゴミになってしまいます。
それだけ贅沢な作り方。そのため残念ながら20万円以下の楽器はほとんどがプレスですが、熱によって割れないように厚くなっており、
・重い
・音が悪い
・木が元の形に戻ろうとして経年劣化が激しい
というデメリットがあります。
半分プレス加工、残りは全て職人の手作業仕上げの楽器なら安いのに長く使えるヴァイオリンが多いので、チェックしましょう!
②塗料(スプレー・ニス)
まずニスとスプレーの見極め方をご紹介!音色の良さを損ねないニスがおすすめです。
・良いニス…木目の触感が透けて見える
・スプレー…ビニールのようにつるつる。経年劣化でヒビが入る
ヴァイオリンはきれいな茶色でつるっとしていますよね。これは「ニス」という塗料を塗っているからなんです。
でもよく東急ハンズなどに安く売っているニスではありませんよ!
音色を損ねないよう楽器専用のニスを使用し、何層にも塗り重ねるためどうしても高額になります。
そこで出たのがラッカーやポリウレタンのスプレー塗料。
こちらも音響効果が悪い一方、安く楽器を作ることが可能です。
しかし都合の悪いことはあえて宣伝に書かれていない場合が多いため、「ニス仕上げ」などと書かれていたら良品でしょう。
③パーツの素材(あご当てや指板)
あご当て・テールピース・ペグ・アジャスター
【こだわりポイント】
指板…エボニー(黒檀)
ヴァイオリンって交換可能なパーツがあるんです!
あご当て、テールピース、ペグ、アジャスターは交換可能、しかし指板は交換不可能です。
あご当て・テールピース・ペグは高額なツゲなどの素材からプラスチックまでありますが、「高級素材使用」と書かれている数万円の楽器を見かけたら要注意です。楽器本体は質が悪い可能性があります。
交換可能なパーツは今こだわる必要はなし!
逆に指板はエボニー素材と書かれた楽器がおすすめ。なぜかというと質の悪い楽器には指板は普通の固い木に黒い塗料を塗ったものが使われており、指に黒い粉が付着したり練習によって指板がデコボコしてくるからです。
初心者用おすすめヴァイオリン
①1万~3万円以下・お試し入門者用
はっきり言って、1,2万円代のヴァイオリンはチープなので上達には不向きです。
物理的にも当たりはずれが大きく、調弦がしにくかったり指板がネックからはがれてきたりとトラブルに合う確率も高いです。
持って半年ですが、全くの初心者やお試しなら買う価値はあります。
半年経つ頃には上達してより良いヴァイオリンを自分で弾いて決めることが出来るようになっているでしょう。
今回は口コミも載せました!
DVD・譜面台まで揃っているセット!独学初心者にぴったり
セット内容 | ヴァイオリン本体・弓・セミハードケース・松脂・ピッチパイプ・交換用の弦・バイオリンスタンド・教則本・教則DVD・譜面台 |
楽天で1位の大人気ヴァイオリン。
ケースや弓はもちろん、譜面台や教則本、DVDがついていて1万5千円以下のヴァイオリンという超破格のお手頃セットです。肩当ては別売なので必要な場合は購入しましょう。
私もフルートをお試しで始めた際にこのブランドでフルート用セットを購入した経験がありますが、楽器もメッキは剝がれるものの問題なく使えて、楽器のお手入れ方法など分かりやすいDVDが助かりました。
中でも譜面台は持ち運びは出来ませんが倒れにくく、今でも自宅用に重宝しています。
良い口コミ (楽天市場から引用)
価格が安いので少し不安でしたが、大丈夫、弦も張ってありました。弓の毛もしっかりありました。開放弦でちゃんと音が出ました。
購入した商品は初期不良がありましたが、連絡させていただいたところ、営業日に即交換の商品を送って下さいました。
交換の商品は初期不良もありませんでした。
びっくりするくらいの迅速なご対応ありがとうございました。
悪い口コミ
購入してすぐに、ベテランの人に弦の調整をしてもらっているときに、バリッと部品の一部が割れました。
普通は、これぐらいで割れないと言われて、楽器店へ修理を出してなおしてもらいました。
高くつきました。安いバイオリンなだけに、音の調整や、その他調整が必要になります。
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選べるセットが嬉しい!人気イギリスメーカーの中国生産品
セット内容 | 本体・弓・ケース・松脂(12点セットは肩当て・クロス・チューナー・交換用セット弦・ミュート(弱音器)・教則本・教則DVD・譜面台) |
ステンターはイギリスのメーカーで、中国で安く製作し日本が輸入しています。
中国製は品質が安定しない場合が多いですが、発送前に試奏して点検しているので安心感がありますね。指板は黒檀で作られています。
ケースの色が黒になる選べるセットは4~12点と幅広く、「最低限のセットだけでいい」という人から「たくさん付属品が欲しい」という人でも満足できるでしょう。
良い口コミ(Amazonから引用)
予想していたより、良いものでした。
調整したら予想以上にしっかり鳴ってくれてます。
全体的に作りこみ(細部)の仕上がりは雑ですが、結構いい音します。
・本体:全体的に雑な作りですが音はそこそこいいので〇
・弓:作りはいいですね。5000円クラスと遜色はないかも(見た目は)
・弦:最初についているものは、おまけと思ったほうが良いかもしれません。(交換をおすすめします)
・ケース:なぜ赤なのか(笑)でも収納性はよさそうです。
・あごあて:うーん。これも交換かなぁ。使えなくはないけど。
悪い口コミ
弦がすぐ緩む
25,928円~(参考価格・送料無料・税込)
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保障1年付きで品質が良い・人気楽器メーカー
セット内容 | 本体・弓・ケース・松脂(12点セットは肩当て・クロス・チューナー・交換用セット弦・ミュート(弱音器)・教則本・教則DVD・譜面台) |
カルロ・ジョルダーノを販売するのは日本の楽器会社であるマックコーポレーション。
職人が丁寧に点検しているので「品質が安定している」と評判が高いんです。
なんとメーカー保証1年付き!使用していて不具合が生じれば修理を無償でしてもらえます。
弓はブラジルウッド、指板もエボニーと一般的に使用されている素材で安心できます。
良い口コミ(Amazonから引用)
値段が手頃で予備用のヴァイオリンとして購入。安いからと半ば当てにせず弾き始めたところ、これがなかなかいい音色なんです。十分、練習用楽器として通用すると思いました!
私がカルロジョルダーノのこの一番安いモデルを買ってはや1年。
長年ギターやっていた為、そこそこバイオリンも上達し、カルロジョルダーノでは物足りなくなりました。
そう、購入1年にしてカルロジョルダーノ卒業です。
そして先日、10倍くらいの値段のバイオリンを買いました。でも、ここまでバイオリンを続けさせてくれたのは、安いのにそこそこ良い音を出してくれるカルロジョルダーノのバイオリンのおかげでした。
もし、カルロジョルダーノが粗悪品であれば続けてなかったでしょう。入門用としては文句ありません。150点つけたい気分です。
悪い口コミ
練習用で購入しましたが、やはり安いなりの音です。部活で使っているヴァイオリン とは別の楽器かと思うくらいやすっぽい音です。
塗装が雑だったり、f字孔がバリだらけというのは価格的に仕方ないとはいえ
駒の調整や加工もされていないため弦高が異常に高い。
また、魂柱の位置が明らかに前すぎる。きっと楽器の知識もない人間が適当に組み立ててるだけでしょう。
他にも弓が張ったまま入れられており、毛が数本切れていたりと
楽器メーカーとしてあり得ない扱いです。
②5万円~のおすすめ・安心の大手日本製
4,5万円以上になるともっとクオリティが上がり、音色が良くより長く使えるものも多くなります。
Nicolo Santi ヴァイオリン NSN60S 5点セット マイスター茂木監修
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島村楽器の職人が監修・葉加瀬太郎が紹介したヴァイオリン!
セット内容 | 本体・弓・ケース・肩当て・松脂 |
日本の有名楽器店、島村楽器の専属弦楽器職人である茂木さんが監修しているため、安心感がありますね。
原価を抑えるため中国生産ではあるものの、厳格な検品と一本一本微調整を加えており音色と作りに妥協がありません。手塗りニス、パーツは黒檀です。
葉加瀬太郎さんがYouTubeで紹介したことで有名になったヴァイオリンです。
79,200円 → 55,440円~(参考価格・送料無料・税込)
国内シェア40%!老舗日本メーカーの有名ヴァイオリン
セット内容 | 本体・弓・ケース(楽器のお布団付き)・松脂 |
創業1887年、日本の弦楽器界をリードしてきた鈴木ヴァイオリン。
現在は国内シェア率40%を誇る、ヴァイオリン奏者では知らない人はいないメーカーです。
私も昔からオーケストラの部活や体験レッスンで使用しています!
230番は音量がしっかりと出て、ネックがコーティングされていないので汗っかきな人でも滑らず使いやすいです。

慣れてきたら上位機種にグレードアップするのもおすすめだよ!
ヤマハ ヴァイオリン Braviol V7SG 4点セット 4/4
90,200円 → 61,000円~(参考価格・送料無料・税込)
音響効果の高いオリジナルニス・安心のヤマハ
セット内容 | 本体・弓・ケース(楽器のお布団付き)・松脂 |
日本の大手楽器メーカーヤマハの初心者モデルです。ヤマハは実店舗が多いので、修理も安心して任せられるのがいいところ。
音響効果を測定しながら独自のニスを開発して仕上げているので、響きが良いです。
この価格帯では珍しい角型のケースが付いているため、中に楽譜を入れることも出来ます!
③10~20万円なら本格的でヨーロッパ製もあり
もう少しお金を出せるなら、ドイツ、チェコなどの本格的なヨーロッパ製の中からも選べます。
ただしせっかくなら試奏して音色を実際に確かめるのがおすすめです。
よく知らずに弦楽器店に入ると

えっ!最低でも50万円以上しか売ってない…オールドヴァイオリン専門なの?!
なんて恥ずかしい想いをすることもあります。
そこで初心者でも入りやすくて安い価格帯のヴァイオリンも揃う大手の店をご紹介します!
とても品ぞろえが豊富で、3階には修理工房もあるので下倉で扱う商品を熟知している職人と話が出来ます。
案内してもらえる試奏室は音が響きやすいので注意が必要ですが、正しい音を聴きたい場合は店内で弾くことも出来ますよ。
クロサワバイオリンは有名楽器店クロサワ楽器が運営する、都内や大阪に7店舗ほどある弦楽器店です。
こちらも低価格帯から揃っています。
品ぞろえは下倉バイオリンほど多くはない印象ではあるものの、ヴァイオリンに詳しい店員が常駐しているのでアドバイスを受けながら選ぶことが出来ます。

東京は遠くて行けないよ…
という方には
クライスラーミュージックがおすすめ。
ネット通販ながら弦楽器専門で、3日間試奏が出来るので納得のいくものを自宅で試すことが出来ます。
私もヴィオラ用に使ったことがありますが梱包が丁寧で良かったですよ。
安価でヨーロッパ製の楽器も数多く揃っています。
④知らないと損!動画付きセットや楽器が無料でもらえる教室
池田晴子先生のバイオリンレッスンDVD
ヴァイオリニストの池田晴子さんが株式会社グッドアピールと共同で作った教則DVDセット。
驚きの7時間分、DVDやスマホで学べるんです!
必要なもの全てが付いたヴァイオリンセットがあります。
もちろん教則DVDがメインなので、ヴァイオリン無しのセットも販売されていますよ。
楽譜が読めなくても弾けて読めるようになる工夫がされているので、上達を図ることが出来ます。
詳しく知りたい方はこちら!

\スマホでも学べる・電子楽器も選べるヴァイオリンセット付きDVD/
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD&楽器セット】
EYS音楽教室
広告を見たことがあるよー!という人は多いのではないでしょうか?
なんとEYS、入会をすると無料で楽器がもらえるんです。
詳しい内容はこちらにまとめたのでご覧ください!
https://classic-love.com/eys-present-violin/
EYS音楽教室の口コミはこちら↓



\レッスンで使える楽器がもらえる/
EYS音楽教室公式サイト
サイレントヴァイオリンのおすすめ


家はアパートだし大音量で弾けないよ。
やっぱりヴァイオリンはあきらめるべきかなあ…


サイレントヴァイオリンって知ってる?
一軒家なら夜中でも弾けるくらい静かなんだ!
レッスンに通う時はレンタルで、練習にはサイレントヴァイオリンを使うのもおすすめだよ!
サイレントヴァイオリン、またはエレキヴァイオリンとも呼ばれますね。
アンプにつなげるとライブハウスのような爆音になり、そのまま弾くととっても小さな音で弾けるんです。
音の小ささは、夜中に一軒家の自分の部屋で弾いても隣の部屋にいる家族が気付かないくらい。
私も「譜読みが間に合わなーい!」って時に練習用に愛用しています。笑
ただしヴァイオリン本来の音色の楽しさは失われているため、あくまで練習用がおすすめ!
さっき紹介したEYSなど、教室によってはレッスン日に生楽器を貸出してくれるところもあるので、併用するのもあり。アパートでも練習出来ます。
Ennbom サイレントヴァイオリン 7点セット 4/4
10,800円~(参考価格・送料無料・税込)
低価格で始めやすい!ライブで弾きたい人にも
セット内容 | 本体・弓・ケース・松脂・ヘッドホン・アルカリ電池・AUXケーブル |
安く手に入れるならこれ。サイレントヴァイオリンはそもそも響きが小さく設計されているので、音色にこだわる必要はありません。
指板とペグが黒檀なので本物と近い感覚で弾けて、チューニングもしやすいでしょう。
ヴァイオリンの相場
アマチュアの人については、一般的には20万~100万円のものを使う人が多い印象です。
でもはじめて楽器を触る人や初心者の方は、5~10万円から始める人が多いですね。
1,2万円から様子を見て続けられそうだったら買い替えるケースも全然ありますよ。
ヴァイオリンは奥が深く、中には数億円になるストラディヴァリウスなどもあります!
値段についてもっと知りたい方はこちら。



ヴァイオリン以外に必要なもの
弓・松脂・ケース・クロス
まず弓がないと弾けませんね!
そしてヴァイオリンは松脂(まつやに)を弓につけて初めて音が出ます。
楽器を入れるケース、松脂と楽器を拭くクロスも必須です。クロスは柔らかく繊維が細かい布なら、ハンカチなどでもOKです。
セットなら付属していることがほとんどですが、ない場合は購入しましょう。
肩当て・ペグコンポジション・譜面台
優先度が高い順に紹介しました!
まず肩当ては体感的に90%の人が使っています。ブリッジ型とクッション型があり、一般的にはブリッジ型が使われています。
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ペグコンポジションはペグの止まりやすさを調節してくれる道具。ペグに塗っておくことで、調弦(チューニング)が簡単になりますよ。
初心者ほど使ってほしい道具です!
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譜面台は無くても、楽譜を適当な場所に立てかければ見られますが姿勢が悪くなります。
気付いた時には変な体の癖がついてしまっている恐れもあるので(経験者は語る)なるべく購入しましょう。
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必要・あると便利な道具はこちらで詳しく説明しています!(制作中)
ヴァイオリンのお手入れ・片付け方法
ヴァイオリンは弾き終わったら、お手入れを毎回します。基本のお手入れは簡単なので、慣れたら20秒くらいで片付けまで出来ますよ!
②弓を緩める
③肩当てを外す
④ケースにしまう
まずは触ったところの汗と付着した松脂の粉を拭きとります。弓の木の部分も忘れずに。水拭きはNG!乾拭きにしましょう。
弓の毛を張りがなくなる程度まで緩めたら、楽器の肩当ても外してケースにしまいましょう。
これで基本的なお手入れは完了です!簡単でしょ。
こんな時どうする?購入時のよくある質問
- よく「1万円のヴァイオリンはおもちゃだ」って聞くけど本当?
- おもちゃではありませんが、半分当たっています。
つるつるな見た目だから・木材が粗悪で音が響かない・金属的な音がするなどがそう言われてしまう理由です。おもちゃのような価値ではありますが、立派な楽器として売られていますのでその点はご安心を。
- ヴァイオリンは試奏が大切なんじゃないの?
- たしかに試奏はとても大切ですが、それは10万円以上の楽器のこと。
1~9万円代と低価格帯の楽器はどんぐりの背比べで、音色がほとんど変わりません。個性がないのです。作りの丁寧さだけ注意して見れば試奏する価値まではないでしょう。値段が上がると音に個性が出てくるため試奏をしましょう!
まとめ:ヴァイオリンは大人だからこそ楽しめる!安心できる品質を買おう
ヴァイオリンは繊細で、よく言えば音色が自由自在に操れる楽器。悪く言えば自分の悪いところも全て表現してくれます!笑
よく「子どものうちから始めないと上手にならない」と言いますが、楽しさと奥深さを体感することが出来るのは大人になってからだと感じています。
大人になってから楽しんでほしいヴァイオリン。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に始めてみてくださいね!