
こんにちは!クラシックだいすきクラブを運営しているcocoです。
・日本のクラシック音楽の発展と面白さを広めたい
・フリーランスの首都圏在住ヴァイオリン奏者
・複業家でもある
①ヴァイオリン奏者(オーケストラとレッスンがメイン。ヤマハで講師をしている)
②ライター(文章作成、企業のコラム、演奏会のプログラム作りなど)
③たまに演奏会のフライヤー作成
④音楽情報メディアサイト「クラシックだいすきクラブ」&「楽譜図書館」の運営
・フランス語の教員免許を持つ
ご覧いただきありがとうございます。
クラシックだいすきクラブは
「クラシック音楽って古い、難しい、つまんない」を
「クラシック音楽って面白い!深い!楽しみたい!」
へ目指すサイトです。
クラシック音楽から離れて分かったこと
今でこそ、ヴァイオリン奏者として大好きな音楽に、趣味としても仕事としても携わることが出来ていますが、
実は6年間クラシック音楽から完全に離れていた時期がありました。
詳しくは後半でお話ししますね。
すると、自分から情報を得ようとしないとたまにテレビのbgmで触れる程度しか、本当にクラシックの情報って入ってこないんですよね。
そんな時私はフランス語を専門に勉強していたので、パリへ留学していました。
パリでは、街中でロックやポップスといったギターや歌以外にも、フルートやヴァイオリンなど、クラシックを演奏する光景が当たり前でした。
日本だとまずありえないじゃないですか。
もちろん、騒音に対するルールの違いがあるとは思いますが、日本ではギターやボーカルは見るのにヴァイオリンなどはあまりいないですよね。
しかもパリでは、下手な人もTシャツにジーパン姿で陽気に電車内で弾いたりしてるんです。
それに対してみんな一緒に歌うこともありました。
衝撃で人生観変わりました。
日本に帰国後、また楽器を始めることになりますが、会話の中で「ヴァイオリンを演奏する」ことが話題になると、
「お嬢様だね!」(私は絶対そんなことないよ!!by私の心の声)とか
「へーすごいね。……」(無関心)
といった反応でした。
演奏会のチラシの裏にある、出演者のプロフィールもなんとなく味気のないものが多くないですか?
悪いわけではありません、TPOによって私ももちろん形式ばった書き方をします。
が、人柄が見えてこないなあ…と思うんです。
「敷居が高い」と思われてしまう原因でもあるんじゃないかなと思うんです。
だからこそ、この風習は壊すことなくとも何か誤解を解いてクラシック音楽人口を増やす方法はないか…
と考えた結果、このブログやチラシデザイン、面白い演奏会企画を通してやっていけたらいいのでは?
と思ったのが当ブログを始めたきっかけです。
演奏会は一緒にやってみたい!という方がいれば仲間絶賛募集中です!!お問い合わせからお気軽にどうぞ!笑
過去と現在
ピアノ教師をしていた母の影響から幼少期からピアノを始めました。
しかしホルンとチェロを演奏する父の部屋は子ども時代の私の部屋の隣。
当然部屋から流れ漏れ出るオーケストラや室内楽の音色…
すっかりオーケストラに魅了され、中学から念願のオーケストラ部でヴァイオリンを始めました。
ただし12歳から始めるなんて、実際はプロになるのはすでに手遅れの厳しい業界。
多くのヴァイオリニストは、3~5歳でレッスンを始めています。
進路はこうした実力面のほか、親の猛反対と経済的な事情があり、一旦は胸にひそかに夢をしまいこみながら一般大学でフランス語の道へ進むことになりました。
もちろん、大学でもオーケストラ部へ入りましたが部費が高く、すべてを賄うよう親から通達されていた私には部活とバイトの両立は不可能でした。
しかも大学では幼少期に始めたほぼプロレベルの上手な先輩もいました。
みんなで切磋琢磨しながら練習する環境か、と思いきや、現実はほとんど個人練習の時間が雑談ということもありました。
なのに「なぜ上手なんじゃい!」
一人響く私のヴァイオリンの音…。
悔しく、むなしくなってしまいお金も底を尽きて1年も経たずに辞めてしまいます。
音楽が好きなのに、出来ない環境と周囲とのギャップが嫌になり、ヴァイオリンを弾くたびに涙が流れるように。
「オーケストラの道を捨てたくなければ、きちんと勉強したい」
と思った私は、ほぼ学費無料の大学院で仮面就活浪人を装いながら、バイトで音大を目指します。(実際就活もしました。内定もらったところはシューズブランド店!笑)
当時は本当に辛かったですね。
時間のすべてを寝るか食べるか授業かバイトにつぎ込んでいたため、当然音楽をやる暇がありませんでした。
平日は朝5時半からマクドナルド、授業へ行ってから服屋か飲食店。
休日は朝5時半から10時までマクドナルド、11時から0時半まで飲食店。
本当は12時間睡眠を必要とする私にとっては「これが本当に疲れたという状態か」と経験しました。
極限まで疲れると、接客中も呂律が回らず、話しながら寝てしまい、店内で何度も倒れました。
それでも頑張れると勘違いした私は、朝気力はあるのに体が全く動かず、高熱を出しては翌朝動けるようになる状態を繰り返す生活をしていました。
そうして5年間ほどお金を貯めましたが全然足りず。1000万かかる音大は行けるはずもなく、音楽専門学校で4年間学ぶことになります。
でも先生がプロオケの第一線で活躍されている方ばかりで、音大では学べないだろうと思う部分もあったので、本当に良かったと思っています。
もちろん理論など足りない授業は自分で学んだり、先生に質問しまくる必要はありましたが!(あの時はうっとおしくてごめんなさい先生…笑)
猛練習をし、音楽学校でヴァイオリン専攻として学び、現在はフリーでヤマハや音楽教室でのヴァイオリンレッスンやオーケストラを中心とした演奏活動などをしています!
まとめ!
大学時代に経験したいくつものバイトでクラシック音楽に無関心な人が多いこと、そのほとんどの理由が「難しそうだから」「お金持ちが聴くイメージで自分とは無縁だから」であることに驚きました。
一方でフランスへ留学していた頃、道端や電車内、駅でジャンル関係なく当たり前に演奏されるクラシックやポップス、ラップ音楽を聴いて楽しむ人々の姿を見ました。
「もっとクラシック音楽が身近に思えて気軽に楽しめるようになれたらいいな。」
「例えばフィギュアスケートのように演奏家(=スケーター)や奏法(=技)などを気軽に知ってもらえる場所を作りたい。」
「クラシックの面白いところを紹介していきたい。」
そんな思いからこのサイトを作りました。
ここでは全般的なクラシック音楽に関する記事を作っていきます!
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ぜひお楽しみください♪