EYS音楽教室のストライキ事件とは?今は改善や対策されているの?

EYS音楽教室のストライキ事件とは?今は改善や対策されているの? EYS音楽教室
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EYS音楽教室は最悪って本当?

 

EYS音楽教室は首都圏を中心に今急成長を遂げている音楽教室チェーン。楽器がもらえて、クラシックやジャズ、ポップス、和楽器などジャンルの垣根を越えて、たくさんの楽器を楽しく学べる点が人気ですね!

では「EYS音楽教室」と検索してみましょう。

え?「EYS音楽教室 最悪」って出てきたよ!

大丈夫なのかな、不安になるんだけど!

そう、EYSは一部で最悪という声もあるんです。

でも 場所や人による。本当のところのようです。私の周りで「すごくよかった!」なんて人の声も聞きますよ!
詳しい現在の口コミはこちらの記事をご覧ください!

評判が悪い理由の多くは、過去のストライキが原因!

ではなぜ評判がこんなに悪いのか…というと、2点理由があります。

1つ目に、人は良い体験と悪い体験をした場合、より鮮明に記憶に残るのは「悪い体験」だそうなんです。

だから悪い記憶をTwitterでつぶやいたりレビューしたくなってしまうので、必然的に良い口コミよりも悪い口コミが多くなってしまう部分はあるでしょう

2つ目に、悪い評判のほとんどの原因はストライキ
過去、EYS音楽教室が教室の数を増やし有名になってきた2013年にストライキが起きたのです。

2017年には徐々に改善されてきたそうですが、それまで落ちてしまった評判はずっとネット上に残ってしまっているのですね。
この記事では詳しくEYS音楽教室で起きたストライキ事件についてみていきます。

ストライキとは何?

そもそもストライキって日本ではあまり身近に起きないのでピンと来ない人も多いかもしれません。

ストライキとは、仕事環境や待遇に不満を感じた社員たちが「もっと働きやすい環境にしろー!」と会社や政治に訴え、仕事を放棄することです。つまり、

こんなに給料が安くて休めなくてハードな仕事内容なら、ぼくたち働かないぞ!
そしたら会社は困るでしょ?早くホワイト企業になってよ!

という意思表明なんですね。

ストライキは労働者を守る権利。「団体行動権」という日本国憲法で守られたれっきとした権利の一つです。

自己主張をしっかりとする欧米では頻繁に起こるので、私がフランスにいた際には電車が動かなかったりスーパーがやってなかったりと不便なこともありました…
これと同じことがEYS音楽教室でもあったのですね。当然生徒側は講師から教えてもらえなくなるので、不平不満が爆発します。それがたくさんネット上に口コミとして出回ったのです。

*ちなみによく似た言葉の「ボイコット」は、消費者が不満を感じた会社に対して「サービスや商品を買わないぞ!」という意思表明です。

EYS音楽教室のストライキの概要

講師38人が起こしたストライキ

EYS音楽教室は2013年に38人の講師によってストライキが起きました。

彼らが訴えた不満は大きく3つ。

【ひどい労働環境】
①ペナルティ制度があること②講師の長時間労働③残業代未払い
EYS音楽教室は当時まだ発足して4,5年という生まれたてほやほや企業。ベンチャー企業にありがちな「がむしゃらに頑張る」精神が出てしまったことで体力的・精神的にもきつい労働環境になっていたようです。
しかしそこには講師と会社の想いのすれ違いがありました…会社側も好きでひどい環境にしたわけではないのです。
詳しくみていきましょう!

ベンチャー企業の厳しい経営状況が招いた悲劇

EYS音楽教室は2008年に初心者とプロが混じった混合バンドから派生して出来た音楽教室。Enjoy Your Soundの頭文字を取って出来た名前で、その名にふさわしく自分の音を素直に楽しむことを大切にしていく目的があったそうです。

貸しスタジオが閉鎖に?!大ピンチ!

EYSは今でこそたくさんの自社運営スタジオを持っていますが、当初はスタジオを借りてレッスンをしていました。

しかし貸しスタジオは一般のお客様も使うので「空いている部屋がなくて予約出来ない!」と客側から苦情が入ってしまったそう。その貸しスタジオは使えなくなってしまったので、EYSはレッスン生を多数抱えながら借りられる他のスタジオを急遽探さなくてはならなかったのですね。

オールマイティはすばらしい!でも強制は禁物

当時講師は全員社員として採用していたので、レッスンをしながらスタジオの運営など、営業や事務仕事がありました。

代表には「不安定な音楽業界に正社員で働くという安心感と安定さをもたらしたい」という想いがありました。だからこそ全員が講師以外の仕事も受け持っていたのです。

しかしスーパーの店員がバイトを雇わずに店頭で接客を行い、自ら運営もしなくてはならないと考えたら仕事が多すぎて倒れてしまいますね…それと同じことをやっていた当時のメンバーは無理をしていたことが伺えます。

講師は演奏家でもある

創業当時のメンバーはEYS1本で生きていこう!と人生を捧げる気持ちだったかもしれません。

しかし音楽業界では知られているように、ほとんどの音楽家はフリーランスとして講師もしながら演奏家として様々な演奏の仕事をしています。講師は教えることのみを仕事にすると自分が演奏する時間が減るので、演奏技術が劣ってしまうのですね。だから演奏と講師の仕事を掛け持ちして、随時演奏で学んだことを生徒へ還元していくのです。

採用されて入った講師も正社員とはいえ、ここまでの激務では十分なレッスンが出来ません。加えてミスによるペナルティや残業代未払いがあると限界でしょう。

こうした背景があってストライキになってしまったのですね。

当時の様子知る社員の体験談がありますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

ストライキからの立て直し

講師がレッスンを放棄したので当然生徒側はカンカンに怒ります。そこで「運営が悪い」とか「レッスンが受けられない」といった口コミがたくさん出回ったのですね。
そんな中でも多くの生徒さんが講師の状況に心配し、会社の復活を待っていてくれたそうなんです。
そこで現場の声を大切にすることに決め、以下のような改革をしたのですね。

講師に向こう1年はレッスンに注力してもらい、スタジオ運営は行わなくてよいことにしました。もちろんペナルティ制度も撤廃。…(中略)講師たちへは、自分たちは中立的な立場であること、不平不満は溜め込まず言ってほしいことを伝えます。必要があれば会社へ伝えるとも。

EYSの講師たちによるストライキを振り返る | 2nd Community株式会社 (旧EYS-STYLE)|私たちは音楽を消費から自分発信に変える (2nd-community.com))

(これは2013年のストライキ時点の変更点です)
EYSはこうして講師を統制するのではなく、自由を与えて共に音楽教室を作っていくようなシステムにしました。

今は講師も生徒も安心してレッスン出来ているの?

ストライキ以降変更された制度

・講師も生徒も固定曜日ではなく、好きな日時を毎回選べる
・希望する講師はスタジオ運営やその他の仕事も出来る
・ペナルティ制度や残業代未払い、長時間労働はもちろん撤廃
一番大きな変更点は「自由にレッスン日時を決められる」ところでしょう。講師は他の演奏の仕事が不定期に入るので、固定曜日が多い音楽教室ではスケジュール調整が難しい…というのが本音。そのため融通を利かせてくれる小規模の音楽教室や、個人で自宅レッスンをしている人も多いんです。

生徒側もサービス業は土日出勤で、平日のどこか不定期に休めるシステムは多いですね。
講師側はスケジュールキープしておく必要があるのが少しお客様ファースト感があるものの、生徒は希望日の直前に予約を入れることが可能なんです!

前よりも良い環境になっているということは、講師も心に余裕を持って働けるということです。やはり生徒の1番の目的は教えてもらうこと。現在のEYS音楽教室では、レッスンで最大限発揮してくれることでしょう。

EYS音楽教室の体験レッスンに行ってみようか検討中の方は、ぜひのぞいてみてください。
楽器がもらえる音楽教室【EYS音楽教室】

現在の詳しい評判・口コミを知りたい!という方はこちらの記事をご覧ください♪

 

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