EYS音楽教室の楽器プレゼントでもらえるヴァイオリンの質と条件は?ヴァイオリニストが調べました!

EYS音楽教室の楽器プレゼントでもらえるヴァイオリンの質と条件は?ヴァイオリニストが調べました! EYS音楽教室
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「楽器がもらえるレッスン」と話題のEYS音楽教室。

ヴァイオリンはピアノと異なり、値段が数万~何億という幅広く、音色もとっても様々。
安すぎても怖いし初心者は楽器を選ぶのが難しいので、教室がプレゼントしてくれるのはありがたいですよね!

でももらうための条件が厳しかったり、おもちゃみたいな楽器だったりしない?

今回はこんな疑問に、ヴァイオリニストの私が調べてみました!

【この記事で分かること】
①もらえるヴァイオリンの質
②通常買う場合…ヴァイオリンの値段と購入ルート
③楽器プレゼントの条件

EYS音楽教室ヴァイオリンコースはこちら!

EYSでもらえるヴァイオリンの質は?

イタリアの楽器職人と開発したオリジナルブランド

ブランドと聞くと察しの良い人は「?」と思うかもしれません。なぜならヴァイオリンを含む弦楽器は、管楽器やピアノのように機械で全て作るわけではなく、手作業で受け継がれてきたもの。世界中の小さな工房がそれぞれ自分の名前をラベルに付けているので、メーカーという概念はないのです。
ここではブランド=メーカーではなく、作った責任者や楽器職人、ひとつの型と思ってください。

EYSのヴァイオリンはイタリアのクレモナに工房を持つフェルナンドさんが作ったそうです。クレモナはヴァイオリンの聖地。
ヴァイオリンはストラディヴァリウスやガルネリなど、名器をかたどったものが多く世の中に出回っています。ですがただ表面上を真似して、工場で安く大量生産しているものがありますが、全工程を工場で作ったもので良い品質のものは限られています。

そこでさらに信頼出来る工場を探してサンプルをいくつも作るという努力の末、プレゼント用の楽器が出来たのですね。

ヴァイオリンの手作業VS工場楽器製作について気になる方はこちら!(製作中)

基本情報

 全体はこんな感じ。

2種類の見た目から選べる!

EYS音楽教室の楽器プレゼントでもらえるヴァイオリンの質と条件は?ヴァイオリニストが調べました!

引用:https://www.corp.2nd-community.com/present-violin/

左の黒っぽい方がANTIQUE、右の明るい方がVARNISH。2種類から選べます。
見た目の違いで音には影響はほぼないので、好きな方を選びましょう!ちなみに右の明るい楽器の方が多く目にする色で、新作ヴァイオリンに多いです。左は「古くていい楽器に見えるでしょー!」と自慢したいこだわり派におすすめ。

駒はベーシック

駒は楽器の要。中の魂柱と同様に、少しでも位置がずれたり倒れたりすると初心者はおろか、経験者でも楽器屋さんに直しに行く必要があります。
よく激安の1万円で買える通販のヴァイオリンでは駒はセットされていない状態で届くこともあります。「この状態でどうしろと…」と途方に暮れてしまいますが、EYS音楽教室ではきちんとした楽器を渡してくれるしスタッフもいるので、安心ですね!

ちなみに駒は一番オーソドックスなフランス製Aubertの駒。Aubert・Aubert à Mirecourt・Aubert de Luxeの3種類がありますが、そのうち一番お値打ちのAubertを使用しています。ここは交換出来るパーツなので、慣れてきてワンランク上の駒を使いたくなったら弦楽器工房でいつでも交換出来ますよ!

調弦しやすいアジャスター付きテールピース

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引用:https://www.corp.2nd-community.com/present-violin/

アジャスターとは弦の下の丸いネジ(画像では4つの黒い●)のこと。テールピースとはアジャスターからヴァイオリン下までつながっているところです。黒檀製ですね。
アジャスターは駒からテールピースまでの弦の長さを変更することで、音の高さを変えることが出来るのですね。一般的には細くて切れやすいE線以外は付けず、上のペグで調節するのですが初心者には難しいものです。
アジャスターが多くついていると、若干だけ①楽器が重くなる②弦の下部分が短くなるので、音色が悪くなりやすいといったデメリットもあるのですが、始めたばかりの初心者はアジャスター付きがおすすめ!

先生、今週は調弦できなかったので練習できませんでしたー!あははー!

なんてことになったら元も子もありませんからね笑←実際にありがちなんです

アジャスターもテールピースも後からカスタマイズ可能なのでご安心を!

あご当て

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引用:https://www.corp.2nd-community.com/present-violin/

あご当てもEYSのヴァイオリンは黒い黒檀で出来ています。一般的な形状ですが、あごが痛いなど体に合わなければこちらもカスタマイズ可能。
テールピースの上側まで覆いかぶさっているタイプのあご当てだと、ぶつかってビリビリと雑音が発生する原因にもなりますが、これは左へ避けている形なので良いですね!

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引用:https://www.corp.2nd-community.com/present-violin/

渦巻は飾りで音には影響がありませんが、ここもこだわっていて丁寧に作っているそう。指板も握りやすい太さを計測しているということです。

なぜ黒檀なの?

EYSでプレゼントされるヴァイオリンは、あご当てやテールピース、ペグが黒檀で統一されています。エボニーとも呼ばれる素材ですね。黒檀は指板にも使われていて、硬くてぎっしり密の濃い素材。

指板以外は「ツゲ」「ローズウッド」「黒檀」の3種類が主ですが、見た目だけでなく音色に影響があり値段に違いもあります。ツゲやローズウッドはふわーと音を広く響かせる音色です。ツゲが最高級ですね。ツゲやローズウッドは黒檀と比べると密度が薄いため、長く使っているうちに削れていきます。オールドヴァイオリンによく使用されている素材です。

黒檀は長く使える点も魅力のひとつですね!黒檀にすると音色は引き締まり、クリアな響きになる傾向があります。キンキンとうるさい新作ヴァイオリンを落ち着かせるのにぴったりともいわれています。EYSで黒檀が採用されているのはただ「安いから」ではなさそうですね。

ヴァイオリンを買うと値段はどれくらいかかるものなの?

ヴァイオリンの価格はピンからキリまで。ここまで値段に差がある楽器は珍しいでしょう。弓も同様に、数千円~何百万円まであります。
価格と特徴を順番に見ていきましょう!

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。(作成中)

2万円以下のヴァイオリン

主にネット販売では、8,900円のヴァイオリンや、15,000円でヴァイオリンと弓、ケースと譜面台に松脂まで付いてくる!という超お得な価格でよく売られています。普通に1万と考えると高いですが、ヴァイオリンの世界で1万、2万というと「少し怪しいな」と思って欲しいくらい破格の値段なんです。

なぜかというと、ヴァイオリンは作るのに100工程もあり、ニスを乾かすなど製作時間も非常にかかります。さらに4本の弦を張ることで駒が立ち、完成するのですが4本の弦は1000円ほど。あご当てもプラスチック素材の可能性があるでしょう。
楽器本体は間違いなく工場で作られていて、細かい整備がされていないことがほとんどなので、最悪修理が必要になり、何万円もかかってしまうということが起こります。

5万~10万円のヴァイオリン

5~10万円はやっと安心して買える値段です。大手楽器屋さんや個人のヴァイオリン工房でも売られており、初心者用の楽器が欲しいと伝えると「一番安い価格帯がこちらの楽器です」と案内してくれるでしょう。工場で作られているものがほとんどですが、良心的なところだと手作業も入っていて丁寧な作りの楽器が手に入ります。音色は安い分、多少金属的で無機質な印象のものが多いです。

弓も1~2万円からあるので、合わせて買うと7万円ほどから買えます。ケースと松脂を合わせて1万なので、8万円は見ておくと安心ですね。

数十万~100万円のヴァイオリン

ここらへんからヨーロッパで製作した楽器が多くなってきます。(ちなみに中国製のヴァイオリンもありますが、近年ではクオリティが高いものもあるようなので邪険にしないで候補にしてもよいでしょう。)
最初のヴァイオリンを経て、もう少しいい楽器が欲しくなってきた中級者から上級者が買うヴァイオリンが十数万~100万までの価格帯です。

音色は一般的に価格に比例して良くなっていきます。金属的な音がなくなり、まろやかさや華やかさ、艶のある音色など個性が出てきます。アマチュアのオーケストラではこれくらいの価格帯の楽器を持つ人がオーソドックスです。

100万円以上のヴァイオリン

上級者や音大生、プロは100万円以上を持つ人傾向にあります。
数千万円のヴァイオリンはプロオーケストラの奏者が多く使っています。病院の医者や一流企業の社長など楽器コレクタ―も収集目的で持っていることがあるそう。
ここまでくると桁違いなので、当然音色は一気にすばらしいものになります。一方で偽物が出てくることがあるので鑑定書の確認が必須!

中古のヴァイオリン

中古のヴァイオリンは意外と掘り出し物があり、初心者にはおすすめです。
この間私も中古で10万円の楽器を触ったのですが、40万円の楽器よりも本当につやつやな音色で楽器の振動が響き渡りびっくりしました。

①ヴァイオリン工房が良い取引先を知っている
②目利きが良い
③もしくは高級品の良さが全く分からず見当違いの安い値段を付けている(運が良ければハードオフなどであるらしい)
④元の持ち主が良い腕を持ち、良い音を奏でるように楽器を育ててくれた

このようなことがあると、値段にかかわらず良いヴァイオリンが手に入ることもあります。とはいえ全くの初心者には判断が難しいので、ヴァイオリンに詳しい知り合いがいれば連れて行ってもらうのもあり。

まとめ:ヴァイオリンは安くても5万円以上が安心!

EYS音楽教室のヴァイオリンプレゼントの条件は一つだけ!

ここまでヴァイオリンの値段を見てきましたが、気軽にプレゼント出来るような値段ではないことが分かりました。EYS音楽教室は制作から営業まで、本当にコストを下げ良い品質を保ち無料でプレゼント出来るように努力しているのでしょう。

気になるプレゼントの条件ですが、実は楽器プレゼントは入会すると選べる3つのプレゼントのうちの1つ。

①楽器プレゼント
②毎月500円OFF
③17,500の入会金が50%OFF

この中から1つ選んでね!という特典です。

特典をもらうには、

体験レッスン当日中に、1年間レッスンを受けると約束をする

ことです。ただし1年間は解約出来ずレッスンを受け続ける必要があるのでご注意ください。

それでも楽器プレゼントは初心者にはありがたい特典ですよね!楽器に不備があればEYS音楽教室のスタッフに言えば対応してくれるし、とんでもないガラクタヴァイオリンを渡される心配もありません。
しばらく通って上達してきたら自分の好きな音色も分かるようになるはず。そしたらヴァイオリンを新たに買いなおすのもありですね。

EYS音楽教室のヴァイオリンコースはこちら!

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